(株)個のサポーターズクラブ代表取締役 FBL大学学長
※FBL大学は旧称です。2024年1月よりスモールビジネス大学に名称変更しています。
私は2012年6月から自社主催の勉強会を開催し、隔月で東京、名古屋、大阪を回り始めました。また、社員研修にもお招きいただき、年間で50~60回くらいの講師活動をしています。そこでの「共通の課題」は「やる気があるが、やり方がわからない」「やり方がわからないから結果が出ない」「結果が出ないから、元気が出ない」というものです。 結果、多くが空回りし、疲弊しています。
現場スタッフにはリーダーシップやマネジメントを真剣に学びたいという強いニーズがあります。しかし、フィットネス業界にはそのような知識や技術を十分に学ぶための場が供給されているとは言い難い状況です。この悪循環を断ち切り「フィットネス」という職業が「人類最強の仕事」であることを多くの人達に実感してもらうために、私はFBL大学という活動をスタートさせることにしました。
FBL大学は月額制(定額制)のオンライン講座や同志とのコミュニティを中心とした「成長の場」です。「フィットネスビジネスの原理原則」と、それに基づく具体的事例を繰り返し学ぶことができます。しかも、教材のダウンロード可能がなので、しっかり復習もしていただけます。
※詳しくは「カリキュラムと料金のご案内」をご覧ください。
「やり方」を理解し、志の高い仲間との交流していくことで、「あなた」の仕事力は確実にアップし、日々、結果を出せる人材に成長していきます。 「辛かった仕事」は「充実した時間」に変わっていき、「あなた」のポジションは「指示される側」から、「リーダー側」に変わっていきます。 「リーダー」になれば、少しずつですが、「自由な働き方」と、それに基づく「豊かさ」を手に入れることができます。
「自由自在(自由で自分が在ること)」を手にすることが、本当の幸せだと私は思います。「仕事はつらいもの」「仕事は我慢するもの」というのは間違いです。 FBL大学を通じて「リーダー」となり、「自由」「自在」「豊かさ」を獲得してください。
そのように言っている私ですが、かつては「鬱病寸前」でした。
32歳で業界大手企業に入社した私は早々に支配人を直訴しました。
それなりに勉強している自負もありました。
結果、アピールの甲斐もあって、入社半年で支配人に抜擢していただきました。
最初の1~2年は順調でした。
営業施策は思い通りに進捗し、会員数も利益も絶好調。
優秀クラブとして表彰もされました。
しかし、3年目くらいから途端に結果が出なくなります。
業績の悪化だけでなく、チームのムードは最悪。
クラブ内はトラブル続き・・。
任せてもらった新店の立ち上げも失敗し、私は降格、減給を経験します。
モチベーションなど存在せず、会社に行くのが嫌で仕方ありませんでした。
それでも「虚勢」だけははっていました。
降格しても「自分は他の連中より優秀だ」と思い込んでいました。
そんなみっともない夫の姿に嫌気がさしたのか、妻がこう言ってきました。
「今が本当の実力なんじゃないの」
私は妻の一言で目が覚めました。
「自分は実力がない」ということに初めて気付きました。
私はすべての現実を受け入れてゼロから出直そうと決心しました
そんな時、幸運にも恵まれ「ビジネスの師匠」となる、高崎尚樹さん(2020年6月15日逝去)が上司としてやってきました。
高崎さんの指導は厳しいものでした。
でも、すべてが理に適っていました。
「営業を科学せよ!」の方針のもと、すべてに「何故」を求められました。
それまで上昇志向だけでやってきた私にとって、その1つ1つは「数学の公式」を教わっている感覚で「目から鱗」でした。
直接、指導を受けたのは約2年間ですが、そこから私のビジネス人生は好転の兆しを見せます。
すべては高崎さんから「フィットネスビジネスの原理原則」という「土台」「基礎」を叩き込まれたおかげです。
冒頭で「多くの方々にやる気がある」と記しました。
その方々に私の頭の中にあることをすべて伝授したいと思っています。
私が高崎さんに助けていただいたように、今度は私が皆さまに貢献する番です。
私は今年(2013年)で49歳になりました。
いまだ微力とはいえ・・約50年間における人生経験、ビジネス経験は「リーダー」を目指す方々に役立つと確信しています。
本当は「リアルの勉強会の場」で、その内容を直接お伝えしたいと思っています。
しかし、移動にはお金も時間もかかるし、シフト勤務の現場スタッフは自由に参加できません。
なので、勤務地、勤務時間等に関係なく学んでいただけるように「オンライン方式」を採用しました。
北海道から沖縄まで、全国各地から多くの方々に参加いただきたいと思っています。
私がFBL大学を通じて、もっともお伝えしたいことは「自分の人生を生きる」ということです。
「売上を上げろ!」
「予算を達成しろ!」
「仕事がつまらない・・」
「望まぬ単身赴任を命じられる・・」
これらは「会社の人生」、「上司の人生」です。
こんな人生とは決別することを誓うのです。
自分が情熱を注げる仕事に、
同じ思いを持った仲間と一緒に全力で取り組み、
高い結果を出し、適正な報酬を得る。
そして、仕事だけでなく、家族との時間も、自分の時間も充実させる。
これが「自分の人生を生きる」ということです。
昨今の経済誌には「2030年までに世界の全雇用の50%が機械化でなくなる」という記載もあります。
業種を問わず、自ら「価値提供」をしていけない人間は、行き場を失うか、極めて限定された退屈な仕事に押し込まれることになります。
これは本人にとっても家族にとっても望むべき人生ではありません。
会社の方針に個人が合わせていく時代は終わったのです。
これからは「個」が起点になって、自らの能力を「外」に向かって役立てていく時代です。
各自は「個人戦」で戦っていける人材になるのです。
FBL大学でそのための「武器」を手に入れてください。
ただし、その道のりは甘いものではないことも明記しておきます。
話を聞いただけで「わかったようになる人」も数多くいますが、そのような認識をお持ちの方は直ちに改めてください。
土台をつくるだけでも3年はかかります。
そして、10年間は結果を出し続けなければ「個人戦で戦っていける人材」とはいえません。
「それは大変だ・・」と思うかもしれませんが、力むことはありません。
日々の経験を地道に積み重ねていけばよいのです。
その「プロセス」と「時間軸」こそが、「独自化された存在」になっていくための必要条件なのです。
最後に・・。
当初、私は「FBL大学」という名称を「個の大学」にしようと考えていました。
しかし、「FBL大学」にしたのは2つの強い意味があります。
1つは「フィットネス」という言葉に誇りを持っていることです。
「フィットネス」の大きな目的の1つである「健康」というのは、世界共通、人類共通のテーマであり、課題です。
「フィットネス」の実践は国民一人ひとりに必要であり、21世紀に不可欠な産業です。
「フィットネス」というのは「最高の仕事」なのです。
もう1つは「リーダー」という概念にこだわったことです。
人間はひとりではやっていけません。
いつ何時でも、他の個人や組織と協働して仕事を進めていくことが求められます。
しかし、中には「個」を「わがまま」、「自分勝手」と勘違いしている人も多くいるように見受けられます。
「個」とは「孤立」の「弧」ではありません。
周囲と協調し、相乗効果を発揮できることが「個の価値」です。
求められているのは「フィットネスビジネスリーダー」です。
「フィットネス」という仕事に誇りを持ち、
「ビジネス」感覚を有し、
「リーダー」として「チームを通じて結果を出せる人」です。
「フィットネスビジネスリーダー」とは「周囲を幸せにできる人」です。
「フィットネスビジネスリーダー」とは「希望の運び手」です。
「心身の健康」と「ビジネス力」を有した「フィットネスビジネスリーダー」は、他のどの業界リーダーにも負けない誇り高き「最強のビジネスパーソン」であるべきです。
私と一緒に「フィットネスビジネスリーダー」を目指しましょう!
そして、「フィットネスビジネスリーダー」となり、「自分の人生」を生きるのです!
が・・2024年からFBL大学は名称から「フィットネス」を外すことにしました。
ここまで記してきたことと矛盾しますが、もはやこの言葉にはプライドも持てないし、私たちがやりたいことでもありません。
念のため言っておくと「フィットネス」は良い言葉です。
その活動をしている人を否定するものではありません。
が、その本来の意味と、日本の「フィットネス」の実体はかけ離れています。
その思いは新コロ禍の3年間で決定的になりました。
新コロ禍におけるフィットネス業界企業の対応があまりにも絶望的でした。
長くなるのでポイントを1つ言うなら「顧客の放置」です。
それを見て見ぬ振りをしてきたのが、私を含むフィットネス業界人です。
それが「間違っていること」を教えてくれたのが新コロ禍です。
故にメンバーの40%くらいが目の前から消えたのです。
そう反省した私は2020年5月に(その後、まったく更新していないが・・)自身のYouTubeチャンネルで「ビジネスモデルを変革せよ」と発信しました。
が、大手を中心に明確な経営方針や独自化策を打ち出そうとした企業は皆無でした。
私に助言を求めてきた会社もゼロです。
で、いまだに入会を増やせ、退会を減らせ、付帯収入を増やせ、コストを削減しろといった新コロ禍前とまったく同じことをやっています。
で、「フィットネスはいいものだということをみんなで啓蒙しよう!」みたいなことを言っている。
まったく話にならないと思います。
私たちがやりたいのはそんなビジネスではありません。
私たちはアフターコロナの世界に求められている「社会問題の解決」をやりたいのです。
また、お客さんをひとりも取りこぼさない「顧客密着ビジネス」をやりたいのです。
FBL大学は「フィットネスビジネスリーダー大学」の略です。
「フィットネス」という言葉を外すといったものの、2013年にスタートしてから「FBL大学」はメンバーの皆さんと一緒に成長してきました。
そして、メンバーの皆さんから「エフビーエル」として愛していただいてきました。
なので「FBL」はそのまま残し、その読み方を「フィットネスビジネスリーダー」ではなく「エフビーエル」にします。
かつて「ソフトバンク・インベストメント」が「SBI(エスビーアイ)」に変わったように「FBL(エフビーエル)そのもの」を通称にしようと思います。
「FBL大学(エフビーエル大学」)」はますますパワーアップしたコンテンツを皆さんにお届けするつもりでいます。
引き続き、よろしくお願いいたします。